考える部屋 てらブロ。

スポーツ・医療・教育 をテーマに考え中。

挨拶について考える

挨拶は大事だ!・・・という話。

挨拶は大事だ!大事だ!と言われるからやる、先輩(目上の人)からやれと言われたからやる・・・というモチベーションになると何か違うんだよなと思うわけです。

 

つい私も挨拶の重要性を説いて、だからやりなさい・・・という流れで指導してしまうのですが、これって本当に良いのか考え中。

 

 

学生時代の「挨拶」って・・・、「こんちはーー!!」おはまーす!」みたいに、何か定型文で一方的なものだったような気がするな・・・。

なんとなく大切なこととは分かっていても、なぜ大事かは分からないという状態でした。

挨拶という漢字を分解すると、「挨く(ひらく)」「拶る(せまる)」になる

らしい。

他の読み方や解釈、宗教的な意味合いもあるようですが、相手との距離を縮める意味が含まれているようです。

よく考えると、相手のことを思いやったり、どうにかしてあげようと思った時に、相手を理解しようとする一発目の動作は必ず挨拶になるはず。

ある程度自分がオープンな姿勢で、相手にも徐々にオープンになってもらうためにジワジワ距離を縮めていく。

そこで相手も「こんにちは!」と返ってきたときに、繋がった!と感じるもの。

 

自分だけを守ればよかった子ども時代から、大人になって誰かの為にと行動するにあたり、挨拶の重要性を痛感するようになる。

挨拶の重要性を身に沁みて実感することが大人になるってことのようにも思います。

 

アクティブラーニングという言葉が主流になっていますが、「大事だ!」と教えることだけでなく、「大事だな」と感じられる仕組みを作っていきたい。

自分の子供や学生には、「挨拶って大事だな」と実感させたいなぁ・・・という理想論。

まぁだけど、理想論は置いておいて、

定型文でも作業的でもいいから、業として挨拶の形を繰り返し行うことで、後に本質を実感できるパターンが王道な気もします。

※中学生や高校生くらいでは実感してほしいな・・・。

 

まぁでも、今の子たちは知らない人とは喋らないように・・・と教えられて育って、急に社会人はコミュニケーションが大事だと言われても気の毒だなぁ・・・。

 

まずは、大人が心を込めて挨拶することから始めようと言いたいですね。

それが挨拶教育のスタートと私は考えます。

 

職業柄、患者様や選手、学生と挨拶を交わすことでいろんなものを察することが多くあります。私の心情も感じ取られていることでしょう・・・嘘でも元気に振舞っているつもりですが(笑)。

 

久しぶりに会う人と挨拶を交わしたときに、何かを感じ取って嬉しい気分になったので、ブログに残しておきました。

 

よーし!では、行ってきます。